9月に入り、一日のどこかで雨が降るようなぐずついた天気が続いていましたが、
ここ数日は晴れ、時に真夏のような日差しが戻ってきます。
写真を撮りに外に出てみましたが、久々の直射日光にダメージを与えられ
5分ほどで、日なたに出した青菜のようにしなびた感じで戻ってきました。(比喩)
朝晩がかなり涼しくなるようになってきたので、
一日の中でも気温の変化についていくのが大変です。
天気のいい日にはまだセミの声に囲まれる管理センター周辺ですが、
少しずつ、秋の気配も感じられるようになってきました。
落ちた栗の実が目につくようになり、桜の葉も色が変わり始めています。
また、敷地のあちこちで、いろいろなきのこが見られるようになりました。
いかにもきのこらしい形状のものから、
謎の生命体のようなものまで、様々です。
先日、蓼科とは別の山中にある生家に行ってみたところ、
赤トンボが飛び交っていました。
生まれ育った山中の家は周囲に水田や小川が多くあり、
オニヤンマからイトトンボまで大中小、様々なトンボが見られました。
お盆を過ぎた頃から、だんだん赤トンボが増えてきます。
秋が確実に近づいてきています。
他に何か季節感のあるものは・・と庭をうろうろしていると、
庭木が見慣れない花をつけていました。
タラの木です。
夏になるとこのような粒状の白い花が咲き、どうやらこの後、実がなるらしいです。
現金なもので、春にタラの芽を取った後はどのように成長するのか
注意を向けたことがありませんでした。
春に芽吹く前は、葉も何もない、棘の多い枯木のような状態でスタートするため
別人(木)のようです。
それにしても、長いこと住んでいて、タラの木もずっとあったはずなのに、
花を今年初めて認識するとは
いかに食べ物にしか興味がない人生だったかを痛感しました。