梅雨入りが遅かったせいか、6月中はあまり
耐え難い暑さの日は多くありませんでしたが、
7月に入ってにわかに猛暑の波が山にもやって来ました。
自宅の気温が30℃を超え、なるほど、これが危険な暑さか・・・と
今年初のエアコンを稼働させようとしたところ、リモコンの電池がなく、
比喩でなく倒れるかと思いました。
備蓄品の管理の重要性を痛感する出来事です。
ともかく、気温の上昇とともに、夏の昆虫たちの動きも活発になってきました。
今シーズン初のカブトムシは、6月30日に発見されたそうです。
お休み中のところ、少々お邪魔して写真を撮らせてもらいました。
管理センター脇の自然豊かなスペースでは、アカツメクサにチョウが来ているのを
よく見かけます。
この日はヒョウモンチョウのなかまがいました。
ウラギンヒョウモンのように見えますが・・・
動体視力と撮影技術の限界で、チョウの同定はなかなか難しいです。
梅雨に入って、雨になる日もありましたが、
ここ最近は、夕焼けがきれいに見える日もしばしばありました。
オレンジ色の光が淡く広がる日、
山が燃え上がるかのような鮮やかな赤紫の日、
日によって風景が違い、帰りの楽しみの一つです。
今日はどんな天気だろう、と見に行ってみたところ、
夕暮れには若干早く、なんというか、
この世の果てのような写真が撮れました。
6月に入っても意外に雨は多くなく、このところは日中の気温が上がって
暑い日が続いています。
今日もよく晴れて厳しい暑さとなり、ついに机に扇風機を出しました。
外を眺めるともくもくした雲が出ていて、
梅雨入りもしていないのにもはや真夏のような風景です。
尖石考古館の下では、ヤマボウシの木が見頃となっていました。
( ↓ ここから、虫の画像が出てきます。苦手な方はご注意ください)
こんなに暑い日が続いているので、今年はさぞカブトムシなどの生育が
よいに違いない、と思っていたら、
まだ本社屋周りでは見かけないそうです。
毎日観察を続けている同僚の甲虫先輩から、かわりに、
見たことのない、きれいなカメムシがいる・・・
という連絡が来たので、見に行ってみました。
アカスジキンカメムシです。
光沢のある金緑色の体に赤い帯状の模様が入っており、
「最も美しいカメムシ」として知られています。
これまで、たまに幼虫(これまた、一見カメムシと思えないような愛嬌のある形状です)を
見かけることがありましたが、成虫を見たのは初めてで、
その鮮やかなラメ状の美しい光沢に感動しました。
まあ、これがもし家の中に出たら、即座に外に出しますが・・・。
(アカスジキンカメムシの幼虫については、昨年のブログをご覧ください)
最近は天気が周期的に変わり、
雨が長く降ったり、晴れたり、強い風が吹いたりと
なかなか安定しません。
先日、出先でうっかり白樺の木の真下に車を停めてしまい
ボンネットに樹液と花粉で描かれた黄緑色の不穏な文様は、
しかし、今週の雨で流れ落ちた様子です。
改めて、春だなあ、と感じます。
今日は雨があがり、よく晴れてきれいな青空が広がっています。
周辺の林も、緑色が徐々に濃くなってきています。
晴れた日の日中には、林間からホトトギスやセミの鳴く声が聞こえてきて
気温が上がってきたのがわかります。
社屋の周りを歩いていると、ハルゼミと思しき
小柄なセミを見つけました。
まだ若いのか、建物の低いところにじっととどまっていました。
もう少し暖かくなったら、林間で鳴いているセミたちの中に
飛んでいくのかもしれません。
ちなみに、雨が多かったせいか、我が家では先日、蟹が出ました。
えっ蟹・・・?(二度見)
車に轢かれないように、道の端を歩いて沢へ帰るのだよ、とよく言い含め、
写真を1枚撮らせてもらいました。