漆工の町『木曽平沢』で、戦国時代末期から続いていると言われる
「竹まつり」にいってきました。
この地区では戦国時代、大火事に見舞われその時に葉を茂らせた
竹を切り、竹の葉に川の水をつけて火事を消したということから、火事が
起こらないようにとの願いを込めてこのお祭りが始まったとのことです。
本当に竹を飾るというだけの素朴なお祭りで催しものなどは一切行わ
れていません。
通りの両側に行灯が置かれ、夜6:30頃から灯がともされます。山間の
谷あいの町に行灯の仄かな灯りがゆらゆらと揺れとても幻想的です。
来年に迫った御柱祭は「動」のお祭りと言う感じですが、この竹まつりは
対照的に「静」のお祭りと言った感じです。
竹に感謝するという住民の方たちの想いが伝わってくるような心に染入る
素敵な時間を過ごさせてもらいました。
今年の竹祭りは終わってしまいましたが毎年9月のこの時期に2日間ほど
行われているそうです。