最近、目に見えて体力が低下してきていることを遺憾に思い、
本気で体力づくりをする決心をしました。
目標は、管理センター事務所までの階段17段を息切れせずに上ることです。
ということで、やって来たのは秋の気配漂う小泉山(こずみやま)です。
諏訪湖畔や茅野市運動公園のウォーキングコース、エコーラインなど
近隣には歩きやすいところがいろいろありますが、
小泉山は気軽に山の気分が味わえ、あまり人に会わないので
登山前に体力向上が必要な時やコレステロール値を下げたい時などによく訪れます。
歩き慣れている粟沢口から入り、微妙にきつい傾斜の舗装道から
徐々に険しくなる山道を進んで行ったのですが・・・
平地でのウォーキングを怠っていたせいなのか、猛暑に豆腐ばかり食べていたためなのか、
開始10分程度で心拍数が恐怖を感じるほど上がっています。
今回は自分を過信せず、5合目から多少斜度の緩やかな
富士浅間神社参道の方へ入ることにしました。
(荒れ狂う心臓のせいで、写真の手ブレが顕著です)
この道は富士浅間神社まで続き、もとの道と合流します。
通る人が少ないのか、草丈が高く道幅も狭いですが、
道に迷うほどではありません。
富士浅間神社を過ぎ、時折現れる秋らしい風景を眺めながら
牛歩戦術のような速度で山頂に向かいました。
花はわずかにキバナアキギリが残っていました。
そして、不可思議な形状のキノコがたくさんあります。
普段と違う道をゆっくり歩いたためか、山頂までは40分ほどかかりました。
少し雲がかかっていますが、八ヶ岳がきれいに見えます。
そして、もちろん(?)富士山は雲に覆われて見えません。
(もはや、ゆるウォーキングで遠くの眺望がないのはお約束です)
そう言えば、昨年の「三井の森だより」夏号に
反対側の田道口から登ると、富士山がよく見える場所があると
書かれていたことを思い出し、田道口側の登山道の方へ行ってみると、
えっ、何、この急傾斜・・・
螺旋階段を上から覗き込むような、めまいと絶望を感じます。
しかし、怖いもの見たさで少し降りてみました。
なるほど、田道口・中沢口から登ると、最後はこの急登なのですね・・・
降りた分、上がらなければ帰れないのですが、
傾斜が厳しいのとともに、一段の高さが高く、今日はもう足が上がりません。
次回、コンディションを整えたうえで、そちら側から挑戦してみようと思います。
あちこち寄り道をしているうちに、夕暮れが近くなってしまいました。
下山は30分弱ですが、恐ろしい階段を何段も昇降したせいで
膝の感覚がなくなり大変でした。
多分、しばらく筋肉痛です。