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ゆるウォーキング ~小泉山(上古田口)~

2023年4月28日 10:44

気候がよくなり、安定した天気が続くようになりました。

そろそろ今年の山ウォーキング活動を始めようと、冬の間に石のように固まった体を起こして

まずは慣れ親しんだ小泉山(こずみやま)へ出かけることにしました。

小泉山は登山口が9箇所あり、どの登山口もわかりやすく看板が出ていて

車を停められる場所も多くあり、茅野市の本気を感じます。

いつもはグリーンライン沿いの粟沢口から登り始めるのですが、

今年は違う登山口にも挑戦してみようと思い立ち、小泉大橋近くの

「下古田口(しもふったぐち)」へ行ってみました。

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川のほとりから小泉大橋ごしに山を見上げると、見慣れた里山が大きく見えます。

これは登山道が長そう・・・と、やる気がみなぎった状態で川を渡る小橋まで来ると、

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・・・なんと、封鎖されていました・・・

落石の恐れがあるとのことで、この日はこちらからの入山はできませんでした。

近々行かれる方はご注意ください。

気を取り直して、火とぼしの道を上り、

川の上流の方にある「上古田口(かみふったぐち)」に向かいました。

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看板の脇の細い道を入り、上古田公民館の駐車場に車を停めます。

公民館前の道を横断して川岸に下り、小さな橋を渡ると登山スタートです。

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登り始めから、ボケやヤマエンゴサクなどの花が目に入り和みます。

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山道は緩やかな登りから始まり、徐々に傾斜が大きくなっていきますが

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粟沢口の3合目付近の木の根が階段状になった急登を思うと、

歩幅を合わせずに歩けるだけ登りやすい感じがありました。

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ゆっくり登りながら、道の脇に目を凝らして

ヒトリシズカやタチツボスミレを見つけます。

石のように固まった上に豆腐のような筋力しかない体は

写真を撮るためにかがみこむと、立ち上がるのに強固な意志の力が必要でした。

また一から地道に体力づくりをしようと心に誓います。

しばらく歩くと、金毘羅様が祀られた小さな祠があり、

北八ヶ岳方面に視界が開けた場所に出ました。

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蓼科山や北横岳がよく見え、眼下には登り始めた公民館の辺りも見下ろせて

ちょっとした達成感があります。

しばらく休憩して歩き出すと、その先で道が突如、険しくなりました。

掴まって登る用のロープが張ってあるということは、急登のしるし・・・

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ロープに掴まるほどではありませんでしたが、止まっているのか進んでいるのか

判別できないくらいの速度しか出せず、すれ違う人に苦笑されながら登りました。

目を上げると、行く先に空が見え、光が差しています。

ああ、もうすぐ、頂上に着く・・・!

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と思いきや、たどり着いたのは

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「 中 段 」(!)

崩れ落ちるかと思いました。

ちなみに、この「中段」は、上古田に伝承される男の子の行事「火とぼし」で

豊作や疫病除けなどを願い木の枝で作った"小屋"に火をともす場所だそうです。

絶望したのも束の間、そこから先は10分もかからずに、

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もう一度、光の差す道を既視感を感じながら通って山頂に着きました。

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頂上にも火とぼしの場所があります。

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午後の遅い時間でしたが、雲はほとんど出ておらず

雪がほとんど解けた八ヶ岳がはっきり見えました。

霞の先に富士山も見えます。

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昨年、どこに登っても遠くの山が何も見えなかったのが嘘のようです。

今年のゆるウォーキングは順調な予感がします。

この後、また小さな植物を見ながら下山しましたが、

あんなに撮影や休憩や牛歩を繰り返したにも関わらず

往復で1時間を切りました。

登り口が高めのところにあることと、ピークに近い側から登るためか

道のりが短い感じがします。

次はまた、別の登山口から挑戦してみようと思います。

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