原村役場の玄関前に御柱の曳き綱が飾ってありました。
多くの地区は、「わら縄」から曳き綱を作りますが
原・泉野地区は、藤ヅルの地中に根を張った「根フジ」から曳き綱を作ります。
原地区は、根フジだけをよりあげて綱を作る「綱より」が伝統になっています。
綱は、直径1.5㎝以下の1年ものの根フジを、長さ 100m、
最大直径 約25㎝の綱によりあげられています。
この根フジは、原村中から1戸あたり約18mを集め、2トントラック5,6台分を集めて
作られたそうです。
根フジを使うようになったのは、「わらは農家にとって貴重品だったので使えなかった」ためだそうです。
