立春から約1ヶ月。
やっと、日々の日差しが温かく感じられるようになってきました。
そこで、今回は、代表的な春の花(スプリング・エフェメラル)の一つ、
セツブンソウの様子を見に辰野町まで足をのばしてみました。
場所は、辰野町上島。駐車場は、がおん伝承館になります。
約10台ほど駐車でき、セツブンソウの自生地へは、
ここから徒歩で5分圏内。案内も設置されています。
例年より少し早目の訪問ですが、はたしてどのような様子か...。
今年も、たくさんのセツブンソウが春陽の中、咲いていました。
そして、中には、白花も。
毎年、いち早く春の訪れを告げてくれる、セツブンソウでした。
なお、貴重な花なので、規制ロープ内や墓地等への立ち入り、
写真撮影には十分ご注意ください。
~ セツブンソウ Shibateranthis pinnatifida ~
離弁花類 キンポウゲ科セツブンソウ属
日本特産で関東地方以西に分布する、高さ10cm前後の多年草。
石灰岩質を好み、花弁に見える部分は萼片である。
名の由来は節分のころ咲くことからであるが、自生地によっては、
3月が花期となる。
なお、萼片が10枚以上の個体を、シナノセツブンソウと呼ぶ。
環境省では、準絶滅危惧(NT)
長野県では、絶滅危惧Ⅱ類に分類される。
また、長野県内の自生地は、辰野町のほか、
塩尻市や千曲市などが有名です。